Moto Guzzi V7Ⅲ carbonと行く

MotoGuzzi V7Ⅲ carbon に乗ってのあれこれとカスタム情報などを書いています

棚田とハンドル下からの景色

ちょっと事情があってなかなか時間が取れない

しかもずっとパッとしない空模様

 

先週土曜日、仕事終わってから走ろうかどうしようか、と考えてた。

まぁ直前まで何処に行くかも、そもそも行くのか自体も決めないのが通常営業です。

 

で、朝6時ごろ、空は曇天。

いやぁ止めとこうかなぁ、という雰囲気。だが雨は降らない様子。

ずっと走れていなかったのと、以前より6月中には一度行ってみたい場所があったので意を決して千葉方面へ。

 

目的地は千葉県は鴨川市にあるという「大山千枚田

東京から一番近い棚田らしい。

私は神奈川のパッとしない中途半端な街の出身で棚田はなかったが、川沿いにはまだ水田があって、夏はおたまじゃくし、秋には田んぼの中を走ってバッタやとんぼを追いかけていた記憶がある。

田植えが5月だから、今時期は少し成長した稲を見られると思う。

真夏にもう一度。収穫前にもう一度。

計3回は行きたい。という計画。

 

6時過ぎ出発。例によって行きは下道だ。

ナビでは2時間40分程度とでている。

 

千葉方面は前回千葉市美術館に行った以来だ。途中までは同じ道のりのようだ。

前回も思ったが千葉に入ると道路の舗装状態が悪くなる。調子良く走っていると突然ガタッとくる。

サスのセッティングを固めにしているせいで結構な衝撃が…かといってフロントはこれ以上軟らかく出来ないので慣れるしかない。

 

途中トイレに寄った。


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どん曇り、ここ何処?

まぁいいや。

 


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途中こんな景色が。

かわいい電車だったのでわざわざ降りて良さそうなポイント探して撮りました笑

天気良かったらもっといい写真になっただろうに…

 

そんなこんなしてたら、はい到着。9時前。




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素晴らしい

こんな所があるとは。私の拙い写真では全く伝わらないですが、とにかく美しい。

 


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見晴らし台のようになっている所に何やら石が建っている、フムフム、読めば平成22

年に同時の天皇陛下がお越しになり、その折詠まれた和歌とのこと。

「刈り終へし 棚田に稲葉青く茂り あぜのなだりに 彼岸花咲く」

私にセンスなど微塵もないし、批評など畏れ多いことだが、この景色を前にするとなんとも感じ入るものがある。有難や。

 

さて感動したものの、例により長居は無用と滞在時間20分で切り上げて帰りは高速で1時間10分。速っ。高速道路というだけある。

 

いやそれより、千葉方面よりアクアラインに入る際、海上をかなり走るがこの日は丘でもかなり風があって、海の上は更に強風!凄いのなんの、車重と自重で270㎏近くある物体が100km超で走ってるのに揺られるわ、ヘルメットが横に持ってかれるわで、初めて風が恐いと感じた。

ありゃ250ccくらいで軽い車両ならもっと恐いだろうに。

トンネル入ったらめちゃくちゃ安心しました。

貴重な体験でした。

 

海も山も走ったし、洗車でもしようと翌日朝からせっせと磨いて、2時間かけてやっと綺麗になったかと思いきや、出勤の時間に雨降られて台無し。はぁ…

 

あっ!そうだ、新しい発見をしたのです。

乗り方なんですが、

カーブを曲がる際に上半身を低くして、ハンドルと目線を同じくらいに保ち、SSでサーキット走るみたいな格好(ちょっと大袈裟)にするとき、例えば左カーブなら右肘をタンクに付けて安定させてやると凄くやり易い!

逆なら左肘。

あれっ?

常識?

まぁそんなバンクしてないんですけど。

よって凄く格好悪いんだろうなぁと思えど、なんか楽しくてついね。

あまり誰もいないような所でひっそりやります笑

 

帰路の風景


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久しぶりに大きな動物を見ました。

人間として当たり前の感覚が少しだけ自分にもまだあるのだと気付かされました。

と、同時に十数年前、宮崎の漁船で見た芭蕉マグロの背鰭の美しさと、あの海ガメの重さを思い出して暫し感慨深く相成りまして御座います。

 

こうして都会を離れ、少しの時間でも祖先の日常に触れる機会は私にとって必要なのだと改めて感じ入る次第です。

 

そんなことも、相棒あってこそ。

車じゃ、あの牛舎の匂いはわかりません。

 

色々頑張って良かったと、思いました。

 

さぁ、私の日常はまだまだ道半ば。

今週も気張って参りましょう。